上映会
「原発の町を追われて─双葉町の15年」
話し手 堀切さとみさん
2026年5月31日  土合公民館


原発の町を追われて─双葉町の15年  この会としては3回目となる「原発のを追われて」のドキュメンタリー映画を、2026年5月31日、土合公民館で開催しました。会場は33名の参加者でいっぱいとなりました。

 この映画は、双葉町の人を15年追ってきたものです。こういった上映会は、震災のあった3月11日の近くで毎年思い出したように開催されていますが、5月に開催されたのはあまりありません。

 双葉町は、原子力発電所の5号機・6号機の近くにあります。事故後に双葉町長が福島県内は危険と判断し、町ぐるみで県外(埼玉県)に避難しました。最初は、埼玉県のスパーアリーナ、それから加須市の廃校となっていた旧騎西高校に1400人が避難しました。

 被曝の怖ろしさを感じていました。主に井戸川町長の行動を15年間追ってきて、それを47分にまとめた映画です。町民からも批判がでてきた。

 双葉町の避難解除された地区に、放射線量が多くても年取って先が長くないからと、覚悟を持って戻ってきている人たちもいます。また、福島県以外からも復興を支援したいということで、移住して来ている人たちもいます。

 支援金も10年で打ち切りとなり、生活保護をもらう人もいます。福島の自宅を解体すると、固定資産税がかかってくるため、そのままにしている状況です。

 現在、避難解除された地区に色々な企業が参入していています。
農業も、土地が汚染されているため、工場の中で水栽培により生産されている。
 浪江駅前にエフレイの施設ができます。まだまだ、放射線量が高い所がある中で、若い世代を呼び込むのは危険ではないか。

 原発事故も避難者の問題もまだまだ解決した訳ではないのです。



(アンケートから感想の抜粋)
・たくさんの気付きがありました。これからずっと考え続けて原発問題を追っていこうと思いました。今回上映されたもの、その後のお話はとても身につまされ、参加して良かったです。
・原発事故を過去のものにしない、なかったことにしない。
・知らない事、いろんな機会で知っていきたいと思います。
・米国にさらに利用されそうですね。日本の原発は不安全で防護屋根もなく、守る兵隊もなく不安全そのものです。即ちに全廃すべきです。
・げんぱつのじこまだ終わっていないな〜と思いました。
・双葉住民の分断の話しは知らないことだったが、情報不足から自分の思いだけで言い始めるとより分断が深まるなと思った。いかに相手の立場を想像して寄り添えるか大事
・避難者にも色々いるので、全員がぜいたくだと思われるのは残念。
・双葉町のことは、少し理解出来ました。皆さん人生が変わりました。
・深い取材による映像に心うたれました。浪江で、ハーフォードの悲劇をくりかえさせてはいけないと思いました。
・情報の何が正しいのか、よく解らないと感じた。メディアも人ごとのように伝えていたのだろう。

(参考)
●エフレイ(F-REI)(福島国際研究教育機構)は福島復興再生特別措置法に基づき、令和5年4月1日に設立された特殊法人です。福島をはじめ東北の復興を実現するための夢や希望となるとともに、我が国の科学技術力・産業競争力の強化を牽引し、経済成長や国民生活の向上に貢献する、世界に冠たる「創造的復興の中核拠点」を目指しています。
●「イノベーション」とは、新しいアイデアや技術を取り入れ、「これまでになかった新たな価値を生み出し、社会に大きな変革をもたらすこと」。
●「スタートアップ企業」とは、革新的なアイデアや最先端テクノロジーを活用し、これまで存在しなかった新しい市場やビジネスモデルを創り出し、短期間での急成長を目指す新興企業のことです。

会場写真 会場写真