能登地震の現地報告会を6月1日、田島公民館にて行いました。
5月初め、能登に視察に行かれた、堀切さとみさんと鵜沼久江さんより、能登の現状についてのお話を伺いました。
堀切さんが撮影した45分の動画リポートから始まります。
視察は2、3日間ですが、現地の方の的確な案内と、映画「原発の町を追われて」製作者の堀切さとみさんの「ウデ」で、良くまとめられています。
そこに映っていた、陥没した道路、放置された車、崩壊した家々。能登の大地震から5か月(当時)というのに本当に復興は進んでいない様です。
特に2003年に計画が凍結された珠洲原発の建設予定地だった海岸線。ごつごつした岩のようなものがいたるところで隆起しています。
ここに原発が建設されていたら大事故でした。
当時、反対運動をしていた方の話から、珠洲原発の建設、志賀原発の再稼働がされておらず本当に良かったと思いました。
今回の視察は、鵜沼久江さんの強い意向で実現したそうです。
原発事故のため福島県双葉町から埼玉県加須市に避難し、現在農業を営みながら被災当事者として発信し続けている鵜沼さん。
「私には(被災者の)これからの生活がわかる」と話します。お会いした能登の方に自分の経験から「がんばらないで」と声をかけたそう。
その言葉に涙する人も。「私は何度でも能登に行くつもり。そこで人々の話をきちんと聞いてくる」と能登の被災者に寄り添おうとする鵜沼さん。
私たちも出来る限り協力したいと思います。(小高)
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