「はだしのゲン」学習会
戦争を知らない世代に伝えたい
─決して忘れてはならない真実
2023年8月19日  プラザウエスト

ゲンの強さ明るさに感動 原爆・戦争の悲惨さを伝える

はだしのゲン  原爆絵画展第1日目の8月19日午後2時から、学習会「『はだしのゲン』を学ぼう」を同じプラザウエストの4階で開催しました。参加者は約50名。
 昨年2月からウクライナ戦争が始まり、「戦争」がこれまで以上に現実的なのものとなっている中、原爆絵画展の期間、原爆や戦争について考えるきっかけとなる企画を別に行ってはどうかという提案から、今回の「はだしのゲン」学習会は実現しました。
 広島市教育委員会が平和教育の教材「平和ノート」を改訂し、「はだしのゲン」を本年4月から削除したことに対しての抗議と、「はだしのゲン」を忘れないように引き継いでいくという気持ちからの開催でもあります。
 学習会では、アニメ版の「はだしのゲン」を視聴。その後、長崎で被爆した浦和区在住の坂井さんよりお話を伺いました。 この学習会でも参加者の皆さんに感想を書いてもらいました。

 「原爆のむごさ、地獄を改めて感じました。」「教科書から消えた事は残念に思っています。」「長崎の体験者の話がとてもリアルで勉強になりました。」など、皆さんの感想を読んでいると、学習会を開催して本当に良かったと思います。
 今後のことはまだ決めていませんが、参加者の皆さんの期待に応えられるように「はだしのゲン」の学習会は続けていこうと思っています。


会場写真

(感想アンケートから)
・戦争の恐ろしさ、原爆の恐ろしさが忘れられている近頃、ぜひ若い世代に見て欲しいです。 戦争を風化させてはならないです。これから大人になる子ども達にこそ見せるべきアニメだと思う。
・戦争のおろかな事、戦争は起こしてはいけないと思いました。 ウクライナ、ロシアの戦争が今起きている現状。なぜ戦争が終わることがないのか!!
・アニメ版、見る機会を設けて頂いてよかったです。 私の周りにも今日来れなかったけど見たがっている人いたし、会場に来られた方もたくさんだったので、ニーズあると思います。 絵画展を続けてこられたように、上映会もセットでやれたら、見せたい(子どもたちとか)人はたくさんいますね…。 会場とのやりとりも大変だったと思いますが、なおさら必要と思いました。
・「はだしのゲン」は本も映画もみたことがありませんでした。機会をあたえていただき、ありがとうございました。 現在の日本では作ることができない映画だと思いました。 ゲンのキャラクターは今の若者だと違和感を持つと思います。時代が変ったと思いました。日本政府のひどさに腹が立ちます。 さかいさんのお話はとても心に沁みました。話して下さってありがとうございました。
・人と人が殺す戦争、決してあってはならないもの。 原爆のむごさ、地獄を改めて感じました。唯一の被爆国の日本は先頭を切って核廃絶を訴えるべき。 核が抑止力になるなどと、今の政府は許せないです。
・長崎の体験者の話がとてもリアルで勉強になりました。アニメも改めて恐ろしさを再確認できてよかったです。
・原爆の二次災害による被害の大きさをよく知るきっかけになりました。
・今、この時代に戦争の恐ろしさを伝えることはとても大事なことと思います。 学校やテレビなどであまり取り上げられなくなっています。 このような機会がもっと増え、戦争を二度と繰り返さないことを子どもたちに伝えなければいけないと強く感じました。 被爆された方のお話しもとても貴重でした。ありがとうございました。
・本日はありがとうございました。この機会を設けていただきまして、感謝致します。 「はだしのゲン」は8月15日、全国、全国民が観るべきですね。
・戦争がおきてもメリットは一つもないです。 人は死亡してしまうし、戦争が終わっても家族を失って悲しい気持ちでいっぱいの人がいると思います。 この先ずっと戦争が起きてほしくないと思いました。原爆一つで約2万の人を殺されてしまうことにおどろきました。
・教科書から消えた事は残念に思っています。 今の世の中に合わないとかではなく事実を忘れてはならないと思います。
・夏休みで子どもたちか親子連れが多いかと思いましたが、意外と年配の方が多いので少々びっくりでした。 最後までしっかり見ることができて良かったです。ありがとうございました。実際に経験した方の話も聞けて感謝です。
・広島原爆記念館には行きましたが、この流れは分かりませんでした。 今日はとても良いアニメを見せて頂きました。有りがとうございました。
・戦争の恐ろしさを感じることができた。日本の歴史をしっかりと学べた。
・なぜ大の大人が領地などお互いの国が話し合ってきちんと分け合うという事ができないのだろうと思います。 戦争をすると決めたのは政府のあさはかな一部の大人です。そしてその大人達は傷一つ負わずにただ指示をするのみです。 私達の時代も政府の人達が「核は保有しない戦争は2度と行わない」と強く志を持ち他国と円滑に国交をして私達も「戦争はいやだ!」と上に指示されても拒否をする強さを持たないといけないと思います。何の罪もない未来のある子ども達が悲しい思いをする事は2度とあってはならないと思います。学習会に出て、改めてそんな思いを強くしました。
・いい「映画」を観せてもらいました。あの戦争を子どもの頃体験しました。戦争は絶対いけません。 戦争犯罪者をきびしく糾弾しなければならないのに、あいまいにしてきたこの国の政治は今こそ変えなければなりません。 一人でも多くの人に見てもらいたい「映画」です。
・初めてはだしのゲンを見ました。実際にあった事でつらい場面もあったが学生たちに多く見てもらいたいと思った。 ウクライナの現実(戦争)があり、子ども達はわかっているかもしれないが、映像では、人間がどうなったか、建物がどうなったかを映像として理解できても、 自分達の問題としてとらえにくいと思うので。戦争体験者は、話すのが辛いと思うが、どんどん薄れてきてしまっているので、 体験者の生の声は聞く機会があったら増やして若い人達にも聞いて欲しいと思う。
・原爆のこわさを改めて痛感しました。
・戦争は何も残らないし、人を不幸にするだけであることを再認識した。そして、そんな状況の中で、一生懸命に生きている姿に感動した。 世界初にして唯一の原爆被害を受けた日本は、原爆の恐ろしさを今後も世界に発信続けていかなければいけないと思います。 最後に、日本も昔、侵略戦争をし、このような結果になってしまったことを真摯に受け止め、二度と戦争をおこさないように後世に伝えていかなければいけないと思います。
・とても良い映画ありがとうございました。有料でも良いのでは。
・ゲンの優しさ強さ明るさにとても感動しました。戦争の悲惨さを知りました。
・「はだしのゲン」は読んだことがあるのですが、マンガでは分からない戦争の悲惨さが分かりました。忘れてはならないとより一層感じました(長崎の人の話をきいて)。
・戦争体験を聞いて二度と戦争を行わない様にして行きます。今回の様なビデオ等を年に1回は行って下さい。応援します。
・はだしのゲン、サカイ様のお話でもありましたが、たったの一発で、人生が変わってしまう。いいことなど何もない。戦争は絶対にしてはいけないと思う。
・何かがあってからでなく、表面的に平和である今こそ、戦争へとむかう社会の動きに気づき、自分たちの生活のあり方や経済構造を問うていくことが大切だと感じました。
・原爆資料館を見たのとは違う学びがありました。ありがとうございました。
・原爆がもたらした悲劇は、くり返されてはいけない。人の命ほど大切なものはない。戦争を知らない私達は、今後戦争のない世界にしていかなくてはいけない。 被爆国日本はそれを発信していく必要がある。ある意味、米国に守られている現状の日本であるがゆえに対米国と対立した場合に日本はねらわれる可能性がある。
・感動しました。また、上映してほしいです。戦争は本当にやめてほしい。
・49才です。小学生の時に見てから、改めて見て良かったと思いました。息子はどう感じたか聞いてみたいと思います。上映して頂き、ありがとうございました。 「戦争をしない、おこさない」を伝えていかなければと思います。
・戦争は何が良くないかがこの映画で言葉になっていていいと思った。