上映会
「原発の町を追われて・十年」
話し手 堀切さとみさん
2021年11月23日  土合公民館


原発の町を追われて・十年  埼玉県加須市に避難してきた双葉町の人々のその後十年のドキュメンタリーです。 被災から2週間後、スーパーアリーナに2千人が避難してきた。 その後、どうなっていくのかを定点観測してきた作品です。

 双葉町7千人の2割が廃校となった騎西高校に避難。 畑を借りて野菜を作り始めるが、補償金で畑を買えばと陰口をたたかれたりしている現状。

 国は10年で補償を終わりにしたい考えだ。 オリンピックは全世界に放映されるため福島が復興されていないと困る。 福島は聖火リレーのスタート地点なので、周辺を含め避難解除を早めた。 また、復興のシンボルとして新幹線が停車するかのような立派な「双葉駅」を建設した。

 双葉町でも農業実証実験を始める。 採れた米は政府が買い取るが放射線量の数値は生産者には公表されない。 その米の行先は、生産地の表示義務が無いお弁当屋や外食産業や、他地区の米にブレンドされたりすることになるだろう。 原発の事故を風化させてはならない。


会場写真