全国各地でボランティア活動をされている「災害ボランティアNPO旅商人」の横川拓さんをお招きして学習会を開催しました。
年末年始により事前の広報活動が少なかったものの9名の方が参加してくれました。
横山拓さんは、さいたま市中央区鈴谷にある路地裏GrageMarketのスタッフで、焙煎珈琲豆の販売をしています。(プロフィール参照)
ボランティア活動では、現地での宿泊・食事は自前でというのがルールらしい。横川拓さんは、持ち前の大工の腕で軽トラを改造し、対応しているとのこと。
それに現地での渋滞対策としてバイクも持参である。
広島の災害の時は、地元の人たちになかなか受け入れてもらえずに苦労したようです。
コーヒーの炊き出しをしながらだんだんと打ち解け、現在でも関係は続いているとのことでした。
昨年の台風19号の時は、さいたま市中央区のコンビニの駐車場の一角にテントを張りポランティア本部とし活躍された。
災害のボランティア活動は、瓦礫・土砂などの撤去作業や、浸水のあった家の床下に入り水抜きや土砂の撤去や土台の消毒などとなかなかの重労働のようです。
被災地の行政の窓口は、地域振興課(市町村によって名称は違う)となっていますが、人員が少なくまた災害に不慣れな人が多く、対応に苦労すると話されていた。
横山拓さんたちは、行政に代わってボランティアに来てくれた人たちに的確な指示をしていたとのこと。
災害時にボランティアの人たちの活動には本当に頭が下がります。
しかし、今年のオリ・パラもそうですが、行政側はバランティアに頼り切ってはいないだろうか。
行政の財政が厳しのはわかりますが、もう少し災害等に対しての投資が必要に思えるのは私だけでしょうか。
横山さんたちは、これからも災害が起きれば出かけていくことだろう。本日の講演、お疲れさまでした。

(横山拓さんのプロフィール)
1988年生まれ、埼玉県さいたま市出身(旧・与野市)
路地裏ガレージの前身『長竹材木店』の次男。
20歳の時、カフェダイニング『きごころ』をopen。
2011年の東日本震災後閉店し、軽トラの荷台に木造でカフェと居住空間を作り、『世界一美味しい珈琲豆捜しの旅』に出る。
日本一周後、家業である『長竹材木店』の倉庫を改装『路地裏GarageMarket』を立ち上げる。
ゆくゆくは世界中の珈琲農家を回る世界一周旅に出るのが目標。
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