第9回桜区原爆絵画展
2023年8月19日〜21日
プラザウエスト ギャラリー

今年で第9回目となる桜区原爆絵画展を8月19日(土)から21日(月)にかけて、桜区役所に併設するプラザウエストの1階ギャラリーにて開催しました。
今年の入場数は、開催日を土日月にしたせいか420名と、昨年の242名を大きく上回りました。
展示内容は、ヒロシマ市民が描いた絵画50点、写真集(原爆と人間)20点、丸木美術館パネル2組(第一部「幽霊」、第八部「救出」)、写真集(こどもたちの見た戦争 はだしのゲンとともに)8点、パネル(原子爆弾被災状況 広島市街説明図)1点を設置しました。
原水爆禁止2023年世界大会が8月4日から6日に広島市で、7日から9日に長崎市で開催されました。
5月のG7サミットで岸田首相が被爆地広島市を利用して、核抑止論・核兵器保有を正当化したことや被爆の実相を一切無視した「広島ビジョン」を発表したことを厳しく非難をしました。
核兵器禁止条約を締結しようとしない政府に対し、唯一の被爆国として核廃絶に向けて一層の指導力を発揮するよう求められました。
こうした中で、今こそ『憲法を守れ、核をなくせ、核禁条約に賛同せよ』と叫ぼうと訴えました。
絵画展の設営、受付、撤去などに参加いただいた皆さま、お疲れさまでした。
ありがとうございました。
(アンケートの感想から抜粋)
・今まで原爆は他人事のように思っていたが、今回絵を見て原爆とはこんなに恐ろしいものだったと感じることができた。(10代)
・印象に残る作品を選べないほどにすべてが痛烈で目眩を覚えるほどでした。やはり直に目にすることで感じられる情動は大切にすべきだと感じます。(20代)
・原爆の様子を、後から、描いている作品の展示と思っていきましたが、その当時、それを見た人たちの生の作品と知り、驚きと、そして作品にこめられた想い重さを感じました。
何が真実なのか、その現場を見た(当事者)の人達のはなしをきくことが難しくなっているからこそ、このような、真実を伝えてくれる作品を大切に、そしてその想いを、きちんと感じとらなければと思いました。(30代)
・子供の頃、絵本やはだしのゲンの映画で見てすごく怖かった。しかし風化させてはいけない。忘れてはいけない歴史なので、大人は時々こうして再確認するべきだと思った。(40代)
・戦争体験者、被爆された方々が高齢で亡くなられて体験した事を話す機会も減ってしまっているのでこの様に原爆の恐ろしさ、人の尊厳まで奪ってしまう悲しみを多くの人達に知ってもらって二度と私達が戦争を起こさないように努力して行かないと思います。亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。(50代)
・絵を実際に見たのは初めてでした。痛々しい様は絶対に繰り返してはいけないと強く思います。今、ウクライナでは実際にこの様なことが起きている。心が痛いです。(60代)
・戦争の映画や絵画は悲さんで悲しくなります。二度と起こしてはいけないことです。目をそむけたりしてもいけない。
世界中で起きている戦争が早くなくなればと切に願います。(70代以上)
|